至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
-2-
学校が終わると、駅の近くで奈央達が待ち伏せしていた。
「援交でも盗みでも何でもいいから、金作って持って来いよ」
「え……」
「え、じゃねぇんだよっ!」
頭頂部から髪を鷲掴みにされた。
「………ッ」
……逆らえば、自分の首を絞めるだけ。
近くのファミレスで時間を潰し、夜が更けるのを待つ。
「あのオヤジでいいんじゃない?」
「あれならチョロいな」
獲物を物色していた奈央達が目を付けたのは、グレーのスーツを着た中年男。
完全に酔いつぶれて電柱にもたれかかっていた。
黒いセカンドバッグは脇から滑り落ち、太ももの上に乗せられている。
「援交でも盗みでも何でもいいから、金作って持って来いよ」
「え……」
「え、じゃねぇんだよっ!」
頭頂部から髪を鷲掴みにされた。
「………ッ」
……逆らえば、自分の首を絞めるだけ。
近くのファミレスで時間を潰し、夜が更けるのを待つ。
「あのオヤジでいいんじゃない?」
「あれならチョロいな」
獲物を物色していた奈央達が目を付けたのは、グレーのスーツを着た中年男。
完全に酔いつぶれて電柱にもたれかかっていた。
黒いセカンドバッグは脇から滑り落ち、太ももの上に乗せられている。