至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「あの、旬や大翔は……?」


まだこの家の見取り図が全然分からないけど、どこかにいるはず。


キョロキョロと首を振るあたしに、テルさんが可笑しそうに笑う。


「まだ寝てる。昨日はかなり弾けてたし、朝方まで倉庫でメンバーと話し込んでたからしばらくは起きないだろう」


「そうですか…」


帰ってきたの朝方なんだ。


なんとなく凌牙の名前は口にしなかったけど、今のに凌牙も含まれてるのかな……。


今から付け足すのもおかしいし……。


………。


…うん。

凌牙も込みってことで解釈しようとすると。




「……凌牙か?」
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