至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
乱暴にドアを開けたのは和希で、不機嫌そうにテルさんの隣に座る。



……この子の存在忘れてた…。



「居ちゃいけなかった?」


「願わくば」


どうやら今日も和希は、あたしが気に食わないらしい。



目を合わせてもくれず不貞腐れたままコーヒーをすするけど、あたしは頬を緩めていた。


昨日、暴走の前に言われたことはかなり堪えたけど、反抗してくる和希がちょっと可愛く思えたりもする。


双葉園では沢山の"弟達"がいたわけだし。


昨日ばっりち決めてたツンツンヘアは爆発している。


顔には寝跡なんてものもついてる。


こうやって見ると、ただの中坊。
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