至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「……」


警官の髪が真っ赤なわけない。


あたしが見たのは5分刈りのメタボ体系の警官だった。


だから撒けると思ったのに。


あたしを追ってる人間が、いつの間にか変わっている。



……どうして?


じゃあ、今追って来ているのは誰?



ある意味怖くなって更にスピードを上げた。


警官も御免だけど、こっちはこっちで厄介そうだ。


走って走って走り続けるが、相手も結構なもの。


足音は遠ざからない。


カーチェイスさながらのランチェイス。
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