至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「いい肉を買ってきた。一応優月の歓迎会だ」


主役だから座って待ってろというテルさんに従って、ダイニングテーブルにつく。



しばらくすると、野菜が目の前に並べられ、割り下の入れられたお鍋が用意された。


醤油のいい匂いが嗅覚を刺激する。


テルさんが、高そうなお店の袋からお肉を取り出してお鍋に入れると。


「すき焼きなんて久しぶりだな~!!」


大翔ははしゃいで席に着いた。



……双葉園にもこういう子いたな。


ご飯の時間が楽しみで、そわそわ落ち着かない子。


残してきてしまった"弟たち"のことを想うと、少し胸が痛んだ。
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