至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
そのうち、どこにいたのか和希も現れて、5人ですき焼き鍋を囲む。



「このクソ暑いのにすき焼きかよ」


何にでも不満がある年頃なのか、文句を言う和希は鍋の中のお肉に乱暴に箸を突き刺した。


「コラ、お肉に罪はないんだから。お皿貸して」


取り分けてあげようとしたのに、和希はそれを拒否。


「触んなよ」


そう言う和希はお肉しかとらない。


肉、肉、肉、エノキ、肉、肉……そんな割合。


「和希、野菜嫌いなの?成長期なんだから、好き嫌いなくなんでも食べないと」


「俺、175あんだけど。ここで成長止まっても問題ねえし」


「栄養バランスを言ってるの!」


「ババアかよ」


たまたまなのか、和希は隣という位置取りだった。
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