至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「テルさんは、どうみても暴走族って柄じゃねえよな」
大翔が笑いながら言えば。
昨日の集会で、テルさんだけ特攻服を着ていなかったのを思い出した。
……だから、なんだ……。
「……それで……あたしの世話を色々と……」
あくまで、凌牙の側近として。
「人使い荒いからなー凌牙の奴」
テルさんの正体を知って、正直食事どころではないあたしと正反対に、相変わらず大食いの大翔。
テルさんは、自分のことを言われているのに、それに対して笑って同調したりしない。
いたって淡々と、冷静に。
それは、凌牙への忠誠心の表れのように。
……やっぱりあたしは、とんでもない所に来てしまったのかもしれない。
一夜にして変わりすぎた自分の身辺に、あたしはしばらく放心していた。
大翔が笑いながら言えば。
昨日の集会で、テルさんだけ特攻服を着ていなかったのを思い出した。
……だから、なんだ……。
「……それで……あたしの世話を色々と……」
あくまで、凌牙の側近として。
「人使い荒いからなー凌牙の奴」
テルさんの正体を知って、正直食事どころではないあたしと正反対に、相変わらず大食いの大翔。
テルさんは、自分のことを言われているのに、それに対して笑って同調したりしない。
いたって淡々と、冷静に。
それは、凌牙への忠誠心の表れのように。
……やっぱりあたしは、とんでもない所に来てしまったのかもしれない。
一夜にして変わりすぎた自分の身辺に、あたしはしばらく放心していた。