至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
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"俺の女になれよ……"
そんなふざけた命令をされたあのあと。
あたしは凌牙と一緒にすき焼き鍋を囲む勇気もなく。
昨日も一日、部屋の整理をすると言って部屋にこもり、凌牙に会わずに過ごしてしまった。
だって、気になり過ぎて。
凌牙が言った、最後の言葉が。
『だからだよ―――』
"だから"……ってなに。
そんな簡単な接続詞、あたしだってよく使うし、意味も十分理解してる。
この場合の"だから"も、"見下してない"に掛かってくるのはわかる。
でも『見下してないから、女にする』じゃ、いまいち言葉としては成り立たないし説得力にも欠ける。
きっと、その間にも、何か言葉があって……。
そんなふざけた命令をされたあのあと。
あたしは凌牙と一緒にすき焼き鍋を囲む勇気もなく。
昨日も一日、部屋の整理をすると言って部屋にこもり、凌牙に会わずに過ごしてしまった。
だって、気になり過ぎて。
凌牙が言った、最後の言葉が。
『だからだよ―――』
"だから"……ってなに。
そんな簡単な接続詞、あたしだってよく使うし、意味も十分理解してる。
この場合の"だから"も、"見下してない"に掛かってくるのはわかる。
でも『見下してないから、女にする』じゃ、いまいち言葉としては成り立たないし説得力にも欠ける。
きっと、その間にも、何か言葉があって……。