至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
和希の言う通り。


あんなに真剣になるくらいなら。


そんなに簡単な問題じゃないなら。


あたしなんて拾わなければいいのに。



なのに……どうしてわざわざ……。




そんな目で疑問を投げかけたあたしに、テルさんはさらりと言う。


「俺らが守ればいいだけのことだ」



そういう問題……?



「……とにかく、今後一人での通学は絶対認められない」


テルさんの言い方は、凌牙程威圧感もない。


だけど従わなくてはいけないという、不思議な心理が働く。


それにあそこまで凌牙に言われたら、ノーとは言えない。
< 291 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop