至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「車がどうしても嫌だと言うなら、大翔がバイクで送っていけ」


「俺は構わねーよ。むしろ毎日あの花園に行けるなんてラッキー」


鼻の下をダラーっと伸ばした大翔を見て、汗が出た。


「………」


ジャン高の制服で、バイクで送迎なんてあり得ない。


金曜日の騒動が生々しく蘇る。




「……じゃあ…車で……」


二択なら、そう答えるしかなかった。
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