至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
あたしの送迎なんて軽自動で十分なのに、外にはやっぱり黒塗りの高級車で、強面のお兄さんが運転席に座っていた。
こんな小娘の送迎を言い遣わされるなんて嫌な仕事だよね……。
凌牙もテルさんも乗ってない車で、こんな扱いをしてもらうなんて肩身が狭すぎる。
あたしは消え入りそうな声をやっとだした。
「……よろしくお願いします」
……返事は、ない。
アクセルが踏まれ、車が発進した。
あたし一人なのに、こんな大きい車……。
座面はふかふかで、窓ガラスはやっぱりスモークが掛けられていた。
思いのほか安全運転で、流れる車窓の景色をぼんやりと眺める。
こんな小娘の送迎を言い遣わされるなんて嫌な仕事だよね……。
凌牙もテルさんも乗ってない車で、こんな扱いをしてもらうなんて肩身が狭すぎる。
あたしは消え入りそうな声をやっとだした。
「……よろしくお願いします」
……返事は、ない。
アクセルが踏まれ、車が発進した。
あたし一人なのに、こんな大きい車……。
座面はふかふかで、窓ガラスはやっぱりスモークが掛けられていた。
思いのほか安全運転で、流れる車窓の景色をぼんやりと眺める。