至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
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朝と変わらぬ重い足取りで校門を出ると、朝車を降りた場所に同じ車が停まっているのが見えた。
「………」
ゆっくりゆっくり歩いていくと、あと数メートル手前というところで、運転手さん……飯田さんが車を降りて後部座席のドアを開けてくれる。
「おかえりなさい」
「……帰りまで、すみません……」
あの一夜にして変化した、あたしの身辺。
こんなものすごい待遇で、自分の置かれてる立場を錯覚しそうになるけど、勘違いしちゃいけない。
……これがただの、"措置"だっていうことに……。
シートに体を預けて目を瞑る。
5時半起きで。
凌牙に怒られて。
学校では質問攻め。
今日は1日、本当に朝から疲れた……。
「………」
ゆっくりゆっくり歩いていくと、あと数メートル手前というところで、運転手さん……飯田さんが車を降りて後部座席のドアを開けてくれる。
「おかえりなさい」
「……帰りまで、すみません……」
あの一夜にして変化した、あたしの身辺。
こんなものすごい待遇で、自分の置かれてる立場を錯覚しそうになるけど、勘違いしちゃいけない。
……これがただの、"措置"だっていうことに……。
シートに体を預けて目を瞑る。
5時半起きで。
凌牙に怒られて。
学校では質問攻め。
今日は1日、本当に朝から疲れた……。