至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「ここへお連れするよう言われてますので……」


と言われても、あたしは何も言われてないから分からない。


すると、車の窓ガラスを誰かがバシバシ叩いた。


「アンタが優月~?」


見知らぬ人が、車の窓ガラスに顔を近づけて声を掛けてくる。


長い金色の髪を豪快に巻いた、ものすごく大人の雰囲気漂う女の人。



な、なんなの?

どこに連れてこられたの?


だけどここへ来るのは凌牙の指示だったみたいだし、仕方なくドアを開ける。



車を降りると、女の人はあたしを見て

「へぇ~」

と、一人で納得していた。
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