至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
何が「へぇ~」なのかは謎だけど、あたしはこの人が誰なのかを知りたい。


よく見ると、ジャン高の制服を着ている。


「あたし麗美(レミ)。凌牙の仲間だから安心して」


だけど指定のベストは着ていなくて、白いカッターシャツの下から透ける黒いブラとその膨らみの大きさに、同性のあたしでも目のやり場に困った。


今出してもったいないくらいのフェロモンが出ている。


「……はい、森嶋優月です。よろしくお願いします…」


凌牙の仲間と聞いて、少し警戒心が解れた。


「そんな堅苦しい挨拶は抜き抜き~。さ、行こう?」


麗美さんは馴れ馴れしくあたしの腕をとって、ズンズン足を進めたけれど。



行こ……って。
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