至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
自殺なんて冗談に決まってる。
だけどここに放置されて、中に入らないわけにもいかない。
どこかをふらつくとしても、このあたりの地理は全然わからないし、そんなことがバレたらすごく怒られるはず。
「はぁ……」
凌牙が中に居るという、コンクリートの塊を見上げた。
……何をどう話せっていうの?
『大翔とは付き合ってない』
そもそも凌牙とも付き合ってないから、わざわざ訂正するのもおかしな話。
あたし、凌牙の女じゃないし。
……まだ……。
単なる緊張だけじゃない、初めて感じるドキドキを胸に。
あたしはゆっくり鍵穴を回した。
だけどここに放置されて、中に入らないわけにもいかない。
どこかをふらつくとしても、このあたりの地理は全然わからないし、そんなことがバレたらすごく怒られるはず。
「はぁ……」
凌牙が中に居るという、コンクリートの塊を見上げた。
……何をどう話せっていうの?
『大翔とは付き合ってない』
そもそも凌牙とも付き合ってないから、わざわざ訂正するのもおかしな話。
あたし、凌牙の女じゃないし。
……まだ……。
単なる緊張だけじゃない、初めて感じるドキドキを胸に。
あたしはゆっくり鍵穴を回した。