至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
…………。
「ごっ、ごめんっ!!」
指を挟むんじゃないかという勢いで、扉を元に戻した。
……確かに凌牙は居た。
あたしが思うに、ただ単にシャワーを浴びていただけだと思う……。
リビングに駆け込み呼吸を落ち着ける。
見ちゃった。
だけど……見てない。
……いや、これは見たに入る?
……全裸の後ろ姿。
この間見た寝起きの半裸より。
タオル一丁の旬より。
衝撃的な姿に動揺が隠せない。
「どう考えたって、自殺なんてするわけないよね……」