至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「8分」


「……は?」


部屋を開けた瞬間そんなことを言われ、なんのことか分からない。


「8分オーバーだ」


相変わらず時間に厳しい凌牙は、時計を見ながら文句を言った。



……はぁ……。



「凌牙って、男のくせにいちいち細かい」


決して"たかが"とは言えない時間だけど、凌牙は少し神経質なところがあると思う。


ルーズじゃないのは褒めるとこだけど、ゆとりがないものどうかと思う。


かと思えば、あたし待ちで暴走を2時間半も平気で遅らせたりもする。
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