至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「俺には横柄な口利くくせに、下っ端にビビってるって理解出来ねえ」


「何の話?」


飛び過ぎた話に首を傾げるあたしに。


「本部でのオマエだ」


「………」


紫煙と一緒に吐き出した言葉に、思い当たらない節はなくもないけど。


「借りてきた猫みたいにジッとして」


「………」


「もっと堂々としてろよ」


「そんなこと言われても……困る……」


正直、あんな大規模の暴走族たちに囲まれて、堂々となんて無理に決まってる。
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