至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「あんな沢山の男の人たちの中で、あたしがどうして大きい態度取れるっていうの?

大翔や旬ならいいけど、琉聖さんや烈さんは先輩なわけだし」


一緒に暮らしているテルさんだって、到底仲良くお喋りできる身分の人じゃない。


そんな気持ちを微塵も分かってくれない凌牙は、面白くなさそうに冷たく放つ。


「じゃあ俺にはいいのかよ」



……結局は、そこなんだ。



まだ根に持ってるの?


灰雅の総長である自分に刃向った奇特な女……って。



「あの時は、凌牙が総長だなんて知らなかったから……」


「だったら今もそう思えばいい。べつに暴走族とか幹部とか、そう言うのナシで普通に付き合えばいいだけの話だろ」
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