至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
ジッとあたしを見つめたまま動かない凌牙。



もしかして。


このまま、キス、されたりする……?



「な……に……」


その視線に耐えられなくて、あたしから言葉を発すると。



「話は終わりだ」


「え…?」


「寝るから出て行け」


「……」



なに、それ。


キスされるかも、なんて思った自分に急に恥ずかしさがこみ上げて、体温が一気に上昇した。



だって、思うでしょ、普通。



不意打ちのキスをしてきたくらい。


女になるのに形だけじゃないならいいのかって聞かれて、ここまで体制を整えられたら……。
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