至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
最初のキスは、ほとんど記憶にないし。


今日のキスだって、何がなんだか分からなかった……。




忘れてた、なんて。


もしかしたら、凌牙も恥ずかしかったから……?




ううん。


手慣れてそうだし、そんなことないか。





目を瞑っても、相変わらず綺麗なその顔を眺める。


髪の色が変わったせいか寝顔の印象も変わり、どこか幼く感じた。




今日は裸で寝ないんだ……。


なんてどうでもいいことを考えていると。


まだ居るのかよ……とでも言いたそうに片目を開けた凌牙に、追い出されるように背を向ける。
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