至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「ですが、若の断りなしには」
若……。
凌牙のことかな。
飯田さんは、少し困った様にあたしと奈央たちを見比べる。
疑っている様子はないけれど、許可してくれそうにもない。
「あたしから凌牙には連絡を入れておきます。飯田さんにはご迷惑が掛からないようにしますから」
若と呼ぶ飯田さんに敢えて凌牙という名前を出し、あたしと凌牙の間に信頼関係があることを強調した。
……そんなもの、まだない癖に。
「……そうですか……」
それが利いたのか、渋々だったけど飯田さんは頷いてくれた。
「本当にすみません」
心の中でも百倍くらい謝って、去っていく黒塗りの車を見送った。
……後で凌牙に怒られるだろうな……。
若……。
凌牙のことかな。
飯田さんは、少し困った様にあたしと奈央たちを見比べる。
疑っている様子はないけれど、許可してくれそうにもない。
「あたしから凌牙には連絡を入れておきます。飯田さんにはご迷惑が掛からないようにしますから」
若と呼ぶ飯田さんに敢えて凌牙という名前を出し、あたしと凌牙の間に信頼関係があることを強調した。
……そんなもの、まだない癖に。
「……そうですか……」
それが利いたのか、渋々だったけど飯田さんは頷いてくれた。
「本当にすみません」
心の中でも百倍くらい謝って、去っていく黒塗りの車を見送った。
……後で凌牙に怒られるだろうな……。