至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「呼び捨てかよ」


奈央が吐き捨てる。


凌牙のことを言ってるんだろうと思ったけど、無視して歩く。


3人に包囲されながら向かった先は、校舎裏側の細い道。


そこにはワゴン車が横付けされていた。



あたし達の姿を見つけると、ドアから数人の男たちが降りて来る。


「……っ」


お腹を一発殴られ、そのまま車に押し込められると。


すぐに目隠しをされ、方向感覚を失った。


奈央はどうやら乗っていない様で、男の声しかしない。
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