至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
まだどこかで信じたくない思いがある。


奈央の話もアキの話も、色んなこととの辻褄があってるけど。


ちゃんと自分の耳で聞くまでは……。



「……ねえ。双葉園と柳迅会って、何か関係があるの?」


思い切って聞くと、大翔の背中がピクリと動いた。


「どうしてそんなこと聞くの?」


前を向いたままだから表情は分からないけど、その質問はタブーだったようで。


ハッキリと動揺を感じ取った。



……やっぱり、そうなんだ……。



「この子を拉致してあたしを呼んだ人……アキって人がそう言ってたから…」
< 454 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop