至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
この数日間、この新しい環境を楽しいと感じ、自分の居場所を見つけたとさえ思っていた。


こうしてあたしを心配してくれていた人がいるかもしれないなんて、微塵も思わずに。




「ごめん……若菜」


若菜は何も悪くないのに。


あたしを慕ってくれていた若菜だからこそ、巻きこまれたのに……。





ザワザワと倉庫の入り口がうるさくなってきた。


この短時間で100人規模の布陣を組んだ灰雅は、当然のことながらアッという間にSPIRALを抑え込んだらしく。


そんな彼らが本部へと戻って来たのだ。
< 461 / 485 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop