至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
力の差はまざまざと見せつけられた。


それでも殴りあった結果、ケガをした人たちも沢山いる。


この場はあっという間に戦場の跡地へと変わった。


いつだったか大翔や旬があたしにしてくれたように、手当てが施されていく。



「…優月ちゃん…」


そんな光景を目の当たりにした若菜の体が、再び震え出した。


「大丈夫だよ……ここに居るみんなは悪い人たちじゃないから」


言っても説得力に欠けるっていうのは分かってる。


「……でも……暴走族でしょ…?」


……ほらね。
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