至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
みんなで食事をとることもめったになく、高校生になってからは帰ってこないことも多くなったのだとか。


だからと言って、園の中で荒れているのかというと、そういう訳ではない。


どこか自分だけの世界を持っていて、近寄らせない雰囲気がある。


周りが一目置いて敬遠する…そんな壱冴独特の雰囲気が、あたしは好きだったりもする。


……でも、次の春にはここを出て行ってしまう……。




「おやすみ、壱冴」


壱冴は返事をすることなく、自分の部屋へと入って行った。
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