至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「……申し訳ありません」


車内のどこからか、ボソッと謝る声が聞こえた。


……?


誰が謝ってるの?


謝らなきゃいけないのは目の前のこの――



「私が急ブレーキを踏んだばかりに……」



――ハッ。


それが運転席からだと気づいたとき、少しだけ後悔した。


ことの発端は、運転手の行為から始まったと遠まわしに言ったようなものだから。
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