至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
……すると。


「山科(ヤマシナ)は気にするな。……俺のせいだ」


あ。認めた…?


山科さんという名前らしい運転手を擁護した後、確実に聞こえた。


「………悪かった」


そっぽを向いたままの凌牙だけど、その口は再び謝罪を告げた。


「ひぃぃぃぃぃっ…!!」


「凌牙が…謝った……?」


旬と大翔は、まるで宇宙人にでも遭遇したように驚いていた。


「驚き過ぎだろうが」


凌牙は腕を組んでシートにふんぞり返る。
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