片恋キックオフ





「……迷惑かもしれないけど。
わたしは、湊くんが元気に走ってプレーをしてるのがみたい」





わたしの気持ち。
うまく言葉にできない。




確かに、大げさかもしれないけど。
…このまま、走れない足になっても、嫌だ。





でも、湊くんにも嫌われたくない…っ。





「ふ、瑞姫らしいな」




「……へ…」





湊くんは笑ってた。





「わかった。 無理はしないよ。
今日は…とりあえず、休んどく」




「湊くん……」





湊くんはふわっとわたしの頭を撫でた。
…すごく、ドキドキする。





それに、湊くん…前より笑うようになってきた。
すごく素敵な笑顔。




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