片恋キックオフ
*瑞姫*
そう、わたしの恋は。
あの練習試合のキックオフの合図のホイッスル…が鳴り響くとき。
………始まったんだ。
話しかけると冷たくて迷惑そうだったけど。
たまに見せてくれた笑顔がキラキラしてて。
…その笑顔は不思議な魔法みたいに、わたしを頑張らせてくれたんだ。
迷惑だと思われるくらい。
わたしはキミが好き。……大好き。
その優しい声が。
そのキラキラした笑顔が。
わたしの心をときめかせる。