一目惚れなんですっ!
ドタバタドタバタ
「十麻くんーーーー!!!」
まさか、会えてしまうとは?!
「あんたに会うつもりなかったのに。
てか、抱きつくな」
十麻くん、
「かっこいいよ!これは一目惚れじゃなくて…
二回目だから
二目惚れだねっ!!!」
「――……もう疲れた。」
十麻くんの制服は、
私の通う学校と同じ!
男子用の制服を
自然に着崩してる!
「付き合っちゃう!?」
「やだ、離れろ」
「大好き~!!!」
「おい、馬鹿
離れろ、馬鹿。」
「あだ名を付けるくらいの仲なのね?」
「サラちゃん!
おはよう、あのね十麻くんが私に求愛してるの!」
「おい、馬鹿。妄想すんな、馬鹿。」
「じゃー、お幸せに~」
「ありがとう!
明日には、結婚だからね!!」
「結婚しねーよ、馬鹿
友達のもとへ行け」
やーだと言う代わりに
ギューッ
と腕に絡める力を強めた
「勝手にしろ…
たく…出会って二日目で付き合ってもねぇのに………」
「大好き、付き合え貴様」
「黙れ、大根役者」