私の楽園。君の終焉、
今は7月7日の朝5:00。
ノースリーブとホットパンツで寝ていた私は定時に起床。
広い部屋にぽつんと置かれている白いベッドで一人起きるのは中々に寂しいが気にはしない。
部屋に備え付けのバスルームで歯をみがいて目を完全に冷ますためにシャワーに入り制服に着替えた。
尻まである紫を帯びた白の長髪を適当に纏めその上で長い黒髪のウィッグを被る。
目には黒のカラコン。
ダイニングキッチンは活用せずレンジで冷凍生パスタを温め、リビングにあるテーブルに置いた。
テレビをつける、朝のニュースを見ながらの朝食。
朝からお仕事お疲れ様と労いたくなる人気の女子アナは淡々とニュースを読み上げている。
『速報です。都内を騒がせる連続殺人事件に新たな被害です。昨夜未明に都内の住宅地に住む斎藤武蔵さんとその妻恵美さん、七歳の長男夕君が惨殺されているのが発見されました。』
この連続殺人は七件目だ。トータル二十四名が亡くなってる。
「物騒なもんだ。」
チャンネルを変え海外のサッカーを流しながら朝食を終えた。
とっととテレビを消してプラスチック製の容器をゴミ箱に捨てスクールバックを持つと玄関へ