私の楽園。君の終焉、


予鈴が鳴り生徒は着席、まぁ座ったてしゃべってるからうるさいんだけど。


私は文庫本を読むふりをして施設から送られてきた文庫本サイズの近状報告を読む。


数分経ってドアが開いた。相も変わらず乱暴な開き方だ。


しかし入ってきたのは開け方にそぐわず見た目麗しい若い女教師。


「はい皆おはよう。先生は眠いです。」


凛とした声の女教師の名は京一条桃。今年二十五歳で彼氏なし、愛車はポルシェ。


そんでもって施設出身。懇意にさせてもらってる。


繊細な見かけに反して公私ともにサバサバした見てて気持ちの良いタイプの女性。


生徒からの人気は高く、私も好感を抱いている。




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