私の楽園。君の終焉、
紫光
施設は奇妙な力を持つ適合者の私を十六になると同時に東京へと送り出した。
高層マンションの27階のワンフロアまるまるが一つの賃貸で5LDK。正直広すぎる。だけど見晴らしが良いのは気に入っている。
高校は受験した記憶がないが普通高校に入学していた。
通いたくは無いが命令だから仕方ない。
東京に友人やら恋人やらはいない。
施設では同じく適合者の仲間が数十人いて奇妙な力の修行や勉強を共にしていた。
アルビノの奴はどうやら外人だったらしくジャン・シアヌと言う名前があると知った
やたらと頭が良いし私の言いたいことを察するのが早いから中々友好な関係を築けている。アイツは大阪にいるらしくたまに連絡を取り合ってる。