Candy House
「ノゾミちゃん、よろしくね!」

星ボンさんがあたしに言った。

「はい、よろしくお願いします」

あたしは星ボンさんに返した。

「何か困ったことがあったら、いつでも頼っていいですからね」

おじさん4人組の1人があたしに声をかけてきた。

「おいおい、校長先生早速仲良くなろうとしてんじゃないよ」

「そもそも雑貨屋と仲良しなのは俺なんだから」

「いーや、俺の方が雑貨屋と仲がいいの!」

おじさん4人組はギャイギャイと騒ぎ始めた。

「ったく、ノゾミちゃんと仲がいいのは俺たちだっつーの」

「そうだよ、こっちは一緒に暮らしてるんだから」

あたしを挟むように、上野さんと安部さんが両隣りに座ってきた。
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