Candy House
Candy3○桜とイケメン、どっちがお好きですか?
季節は4月を迎えた。
4月最初の土曜日の夜、
「よし、片づいた」
安部さんは押し入れのドアを閉めた。
「何か変な感じだね。
こたつがなくなったのって」
上野さんはやれやれと言うように息を吐いた。
「でも温かくなったのに、こたつって言うのはおかしいと思いますよ」
あたしは返した。
たった今、あたしたちは冬の間お世話になっていたこたつを片づけたのだ。
3人で一緒にリビングに戻ると、
「ここって、こんなにも広かったか?」
上野さんはじゅうたんのうえに腰を下ろすと、テレビをつけた。
4月最初の土曜日の夜、
「よし、片づいた」
安部さんは押し入れのドアを閉めた。
「何か変な感じだね。
こたつがなくなったのって」
上野さんはやれやれと言うように息を吐いた。
「でも温かくなったのに、こたつって言うのはおかしいと思いますよ」
あたしは返した。
たった今、あたしたちは冬の間お世話になっていたこたつを片づけたのだ。
3人で一緒にリビングに戻ると、
「ここって、こんなにも広かったか?」
上野さんはじゅうたんのうえに腰を下ろすと、テレビをつけた。