Candy House
「じゃあ、俺は」

上野さんはそう言うと、あたしの唇にキスをした。

「朝からキスはないだろ」

呆れたように言った安部さんに、
「安部くんだって、朝からキスすることあるじゃん」

上野さんは言い返した。

「それは気分の問題だよ」

安部さんはそう言った後、あたしの唇にキスをした。

「したいと思ったらするんだから」

安部さんは笑いながら言った。

「それは俺だって一緒だよ」

そう言い返した後、上野さんはまたあたしの唇にキスをした。

…うーん、これが愛されてるってことなのかな?

やっぱり、あたしにはまだよくわからない問題だと思った。
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