Candy House
Candy7○ストーカーは3人で戦いましょう
カレンダーは1年の半分、6月を迎えた。

それまで穏やかだった気温が、蒸し蒸しするような暑さへと変わった。

当然服装も薄いものへと衣替えしたのだった。

「あっつーい」

買い物の帰り道、あたしは手で自分の顔をあおぎながら我が家へと向かっていた。

あーあ、黒いTシャツなんか着るんじゃなかった。

暑いし、そのうえ胸が大きいのが嫌でも周りにわかってしまう。

…胸に関してはどんな服を着ても周りにバレてしまう訳なんだけど。

今日の晩ご飯は冷やし中華にしようかと思いながら、向かっていた時だった。

カシャッ!

「…えっ?」
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