永久に愛を誓う

「おい、上野。」
医務室までいく途中、土方さんが突然話しかけてきた。
「お前さっきの奴らでだれと同じ部屋がいい?」
「えっ?」
「お前の意見も一応聞いといてやる。」
そう言われても、まだ誰がどんな人かわからない。私は困ったあげく、
「まだ皆さんの事がよくわからないので、皆さんの部屋を次々回るというのは出来ますか?」
と、突拍子のない発言をしていた。
「はぁ?!」
「そうすれば、その方の生活習慣もわかりますし、早く馴染めるかと…」
私が答えると、
「お前は…男をなんもわかっちゃいないな。」
土方さんはボソッといい、
「わかった!お前は斎藤の部屋だ!」
と、勝手に決められた。いい案だと思ったんだけどなぁ。
と、話しているうちに医務室に着いた。
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