永久に愛を誓う
医務室に着いた。
機材はほとんどないが、包帯と布は清潔そうで数も多くある。隅にある酒の瓶は恐らく消毒用だろう。
簡単な処置なら十分できそうだ。

「一応医務室を預かっている隊士がいるが、今は外している。今度紹介する。」
「はい。土方さん、私をここにおいてくださってありがとうございます。」
私が言うと、土方さんが少し笑った気がした。

「もう少しで夕餉だ。広間に行くか。」
「はい。」

私たちは広間へと向かった。

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