永久に愛を誓う

「何事だ!!ってか、お前。」
土方さんが近づいてくる。私はな寝間着の前を握りしめ、土方さんに飛びつく。

「っっっ土方さん!」
私を抱き留めながら
「誰にやられた?」
と聞いてくるも、私は顔なんてわからない。
と、その時。

「副長。」
と聞いたことのない声がした。
「山崎か。入れ。」
山崎さんが入ってきた後ろからついてきたのは、さっきの3人。
「この者たちが上野の部屋に押し入り、強姦しようとしていました。」
「お前が助けてくれたのか。礼を言う。」
「いえ。彼女は自分で自分の身を守ったのです。自分は何もしていません。」
と山崎さんは言った。土方さんは驚いたような顔をしたが、3人に向かって話しかけた。

「お前ら、覚悟は出来てんだろうな。確かお前たちは1番隊に入ったばかりだったな。このことは組長に伝えておく。楽しみにしておけ。」
と言い、山崎さんに蔵に閉じこめておくよう命じた。

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