永久に愛を誓う
毎晩毎晩?
千花が屯所に住むようになり、1ヶ月が過ぎた。色々生活していくと、様々な事が見えてくる。男所帯ともあり、屯所内は清潔とは言い難い。と、いうよりむしろ汚い。
「今度女中さんと一緒に大掃除だなぁ。」
そう呟いたとき、後ろから
「ちーかちゃん。」
と声をかけられた。
「沖田さん!」
声のした方を見ると沖田がニコニコして歩いてくる。
「ねぇ!千花ちゃん。今日月夜未神社でお祭りがあるんだよー。」
と言いながら一緒に行こーよーと後ろから抱きついてくる。
最近沖田はよく千花にくっつく。千花も嫌ではないため、あまり気にしていないのだが。
気にしている男がいた。
「総司!何してる?」
「一くん!何って、みてわかるでしょ!くっついてるの!ほんと千花ちゃんはやーわらかくて、あったかくて、イーにおいもするし癒されるなぁ。」
と言いながら腹まわりに回されていた腕がだんだん上がってくる。
「おっ!沖田さん?!さすがにこれ以上あがってきちゃうとっ!つっ!」
「そうじーっっっ!!」
斎藤さんが珍しく声を荒げ、走ってくる。すぐに私は斎藤さんに引き剥がされ、なぜか斎藤さんの腕の中にいた。
「一くん、ずるいよー。毎晩毎晩こんなに可愛い千花ちゃんを抱いて寝てるんでしょ?少しくらい貸してくれてもいいじゃない。」