永久に愛を誓う
神社に着くとととても人で賑わっていた。出店がたくさん並び、その風景は現代とさほど変わらないように見えた。

「なに食べる?」
沖田はとても楽しそうだ。
「えーと、あそこの飴細工のとこ行きたいです。」
「あ、ホントきれいだねー。」

その後も3人はりんご飴や、蕎麦を食べたり、射的や輪投げをしたりした。

休憩の為に境内の方で腰を下ろすと、
「あ、ちょっと待っててー。」
と、沖田は人混みの中に消えていった。
「斎藤さん、疲れてないですか?」
と千花が聞くと、
「大丈夫だ。それよりおまえの方が疲れたろう?」
「私は大丈夫です。今日はとても楽しかった。ありがとうございます!」
というと斎藤はそうか。と言って表情を緩めた。
千花はこんな毎日がずっと続けばいいのにと心の中で思った。
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