永久に愛を誓う
「これは、携帯電話といって、遠くの人と会話をしたり手紙のやりとりができます。」

私は説明すると土方さんは興味深そうに携帯を触っている。
携帯の他は特に紹介しなくてもいいかな。

「確かにこの携帯とやらはみたことない上に、とても珍しいが、メリケンのものかもしれん。」
と土方さんは言い、うーん…と考え出す。

私もまだ半信半疑で、これは夢なのではとも思うが、多分夢ではないのだろう。
私達は黙ってしまった。
「とりあえず局長に報告してみては?」
斎藤さんが助け舟を出してくれた。
「それが、一昨日からちょっと出ててな。」
と土方さん。
「まぁ近藤さんが帰るまでとりあえずここにいろ。」
渋々土方さんはそう言った。

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