複雑な恋愛の先には(仮)
プロローグ
私は柚木太一、通称 たいちゃんと付き合っている。
最初は、ただのお隣の仲良しな子だった。
だけど、中学二年から、たいちゃんに告白され、付き合い始めた。
高校に入った瞬間、たいちゃんはみるみるカッコよくなっていった。
私、赤坂理央は何もかも普通な女子高生。
私とたいちゃんは、釣り合わなくなっていた。
だんだん憂鬱になってくる。
また、釣り合わないって言われるから。
だから、いつもある場所で泣いてた。
誰も近付かないから、泣くのに丁度よかった。
だけど、君が現れた。
少し背が低い以外は、全部普通な男子。
君はいつも、私に優しい言葉をかけてくれる。
お願いだから、私には構わないで。
これ以上、心苦しくさせないで―――。