不良女子高校生 ~禁断の恋~
確か水澤ってやつの授業だよな


あの人の授業今日が初日か


私は教室のドアを開けた


教室に入った瞬間みんなが一斉にこっちを見る


これもいつものこと


「先生、はい、遅刻届け」


私は教卓に遅刻届けを置き自分の席に向かった


黒板にはぎっしり文字が書かれてあった


キレイで整った字


私はノートを出し黒板の字を写した


あっという間に授業が終わり私はいつものように教室から出ようとしたとき


「相沢さん! 待って」


誰かが私を呼んだ


「何?」


振り替えると先生が立っていた


「これ、今日書いた分です 初めての授業なんで前半は成績のことを中心に説明したので」


先生は私に紙切れを渡した


親切な先生


まぁ無駄な優しさってやつだな


「どうもー」


私は紙切れをスカートのポケットに突っ込んだ


「あと次からはちゃんと授業受けて」


「はいはい わかりましたー」


私は適当に流し教室を出た


何で私の名前を…


まぁ問題児扱いされてるから名前ぐらいは知ってて当然か


私はまた屋上に向かった


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