不良女子高校生 ~禁断の恋~
「ねぇ、ほらキレイだよ空」


「あっ、本当だ」


先生は私の隣に座った


「もう諦めた?」


「今日は良く頑張りました だからいいよ」


先生は私を見つめ微笑んだ


なぜか心臓がドキドキしている


おかしいな


これは一体…?


「何でさ先生は私に構うの?」


ずっと聞きたかったこと


ほとんどの先生は私に何も言わなかった


家が極道ってことも関係していたかもしれない


「授業を受けない生徒を注意するなんて当たり前でしょ?」


先生は当たり前のように言った


このとき思ったんだ


水澤先生は素直で優しい人なんだろうて


けど簡単に信頼してはいけない


それは身をもって感じたから


「先生って優しいだね」


「優しくなんかないです 僕なんて…」


先生は少し照れながら


「けどそう言ってくれると嬉しい」


照れる顔は正直に可愛いって思った


またこの感覚


こんなんじゃ逆戻りだ…
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