君の幸せを願うこと
プロローグ
プロローグ


「『春』って名前、俺と似てるな!」
無邪気に少年のように笑う笑顔。

―これが私と君の出会いだった。

今でも、瞳を閉じれば思いだす。
少年のような無邪気な笑顔。
日に当たったらほんのり茶色になる髪。大きな瞳。
日に焼けた肌。
華奢なようで大きな背中。
照れたら頭をかく仕草。

全部が大好きだったよ。
いつでもどこでも君の姿を探していた日々。

私のこの思いは、今でも心の中で光続けている。

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