too cute(可愛すぎる)
「早瀬さん、気を付けて帰ってね。何かあったら主任に睨まれちゃうから」


「主任がなんで睨むんですか?」


「酔っぱらいは何も考えないでいいの」


タクシーに原口さんを乗せ山崎さんも乗り込んだ。


軽く手を振り二人を見送った。


『主任に告白されたら教えてね。私の勘は外れてないと思う』


自信満々で言う山崎さんに曖昧に返事した。


明日の朝食を買いにコンビニに寄る。
パンとサラダを買いコンビニを出た。


バッグの中で携帯がなった。
誰だろ?


『はい』


『俺』


『俺って誰ですか?』


『画面見ただろ』


本宮からの電話だった。


『何?』


『何って、冷たい言い方するなよ。別に用はないけどホテルいても何もする事ないし早瀬何してるかなと思ってさ』


『さっきまで山崎さんと原口さんと焼き肉屋行って今、マンションに帰る途中』


『ふーん。楽しんでるな』


『本宮も美味しい物食べてるんでしょ。接待とかあって』


『初日だけな。後は弁当だから』


『ふーん。そうなんだ』


『今どこら辺?』


『今?横断歩道渡って花屋の前』









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